情報セキュリティスペシャリストの試験を受けました

今日は情報セキュリティスペシャリストの試験を受けに行きました。 情報セキュリティスペシャリストになりたかったからです。 でもあまり勉強しなかったのでもし合格したとしてもぼくは情報セキュリティスペシャリストでは無いと思います。 もし合格したとしてもぼくは情報セキュリティスペシャリストの資格をもっている情報セキュリティスペシャリストではない人です。

そういうモチベーションで受験に望んだため、緊張感や集中力といったものがすべてどこかに行ってしまいました。 午前2の試験は、解けようが解けまいが時間が余るので、暇つぶしに受験の注意事項を読んでおりました。 すると、「試験時間中の飲食は禁止です。ただし、やむを得ない場合は、監督員の許可を得てください。」という文言が目につきました。 私は、食いしん坊が「お菓子が食いてえよお!おらぁお腹が減ったんだよお!」などと言っているところを想像し、くすくすと笑いました。

すると、わたしのお腹がぎゅるぎゅると音を立てました。 「お腹が減っている人のことなんて考えるからだ!ああはずかしい!」 そんなことを考えていると、となりの席に座っていた女の人のお腹もなりました。 どんなに辛いこと、恥ずかしいことでも誰かと一緒ならへっちゃらです。

となりの席に座っていた女の人は、試験がはじまる前に、後ろの席に座っていた人が咳をしたのを聞いて、小さい声で、「うるっせえな」とつぶやいていたので、ぼくはとても怖かったです。 似たようなタイミングでお腹がなった、というだけの理由で、何かいちゃもんをつけられたりしたら嫌だなあと思いました。

それから、午後2の試験がはじまりました。 問題用紙が配られ、試験監督が注意事項を説明を始めました。 「飲食中の飲食は禁止です。」 なんということでしょう。試験監督は注意事項を言い間違えてしまいました。

ぼくは、「お菓子が食いてえよお!おらぁお腹が減ったんだよお!」と言っていたくいしんぼうが試験と試験の間の休み時間に、満面の笑みでお菓子を食べているところを想像しました。 「飲食中の飲食は禁止です。」 ああ、食いしん坊がどれだけ悲しそうな顔をするのか、ぼくには想像もつきません。 面白かったです。